ボールの握り方と肘の内側の痛みの関係
皆さんご存知の通り
野球ではボールを投げることから試合が始まります。
ボールが投げられて、バッターが打って、守って、走ってという流れです。
そのためまずボールを投げるということが前提となります。
ボールを投げるというと、
まず投球フォームがどうなっているかについて注目することが多いと思います。
しかし、投球動作に入る前にしなければいけないことがあります!!
それが、
『ボールを持つ』
ということです!
投球というのは、
ボールを持って遠くor近くに飛ばすことであり、
ボールがきちんと持てること、
持った状態で動きをコントロール出来ることが大切です!!
さらに、このボールの握りが投球での怪我にも繋がってきます!!
その中でも握りの影響を受ける怪我として多いのが、
肘の内側障害です!
ボールがうまく握れていない、握り方にある特徴がある選手は肘の内側に痛みを訴えることがあります!!
怪我を誘発するボールの握り方の特徴は、、
『母指の腹側で握る』
『母指、人差し指側で強く持つ』
といったものがあります!
これらが及ぼす影響としては、
↓
手の橈側(母指、人差し指、中指)で強く握って動作が始まる
↓
肘の内側の怪我予防に必要な
尺側(小指、薬指側)の筋力がでない
↓
肘への外反方向のストレスが大きくなる
↓
内側障害に陥る
といった流れで投球障害が生じてきます!
じゃあどうすれば良いのか!!
怪我の少ない握りの特徴は、、
・薬指、小指側で持つようなイメージでつかむ
・母指の内側をボールに当たるようにもつ
といったものです!
肘の尺側の筋肉に力が出やすくなり、
肘の外反方向へのストレスが軽減します!
一見軽視されがちかもしれませんが、
今一度選手のボールの握りやボールを握る際の意識を確認してみてください!!