Tanimoto Takahiroのトレーナーnote

私自身の野球現場での活動(治療、トレーニング、コンディショニング)についてや、トレーナー活動を続けるために大事だと思ったこと、嬉しかったことや苦労したことなど普段の気づきをブログにしています!

オーバーヘッドスクワット検査 上肢の位置から野球の動作への影響を考える

 

f:id:t-tanimoto:20190606233555j:image

今回は上肢の位置からの動作への影響を考えていきます。

まずどういった異常が出るか確認していきます!

*両上肢が前に下がっている+腰が反っている場合

 →大胸筋が緊張し、僧帽筋下部が弱化

*片方の上肢が前に出ている場合

 →出ている側の大胸筋が緊張し、同側の僧帽筋下部が弱化

*肘が曲がって見える場合

 →広背筋が緊張し、僧帽筋下部が弱化

 

の3つの代償が生じることが多いです。

 

では、この代償が野球の動作にどう影響していくのか?例を出して説明していきます。

 右投げ右打ちの選手の場合、多くは投球側の上肢が前に出て、両方の肘が曲がっていることがほとんどです。特に投球側の肘はより曲がってきます。

 

 こういった特徴がみられる場合の動作の影響しては、

 上肢は内旋傾向になり外旋可動域が減少する

 ↓

 肩甲骨の前傾も強くなる

 ↓

 頭部が前方に偏位してくる

 ↓

 インピンジメント症候群、腱板損傷などの投球障害を引き起こす

 

以上のことから上肢の位置関係の評価もポイントになります。

ぜひ確認してみてください!!

 

Twitterにて野球に関する知識、トレーニングについて発信しています!!

ぜひ下記URLよりご覧ください!!

谷本貴裕/ 野球トレーナー (@takahiro14t) on Twitter

 

トレーナー谷本 貴裕 『野球note』|note