オーバーヘッドスクワット検査 上肢の位置から野球の動作への影響を考える
今回は上肢の位置からの動作への影響を考えていきます。
まずどういった異常が出るか確認していきます!
*両上肢が前に下がっている+腰が反っている場合
→大胸筋が緊張し、僧帽筋下部が弱化
*片方の上肢が前に出ている場合
→出ている側の大胸筋が緊張し、同側の僧帽筋下部が弱化
*肘が曲がって見える場合
→広背筋が緊張し、僧帽筋下部が弱化
の3つの代償が生じることが多いです。
では、この代償が野球の動作にどう影響していくのか?例を出して説明していきます。
右投げ右打ちの選手の場合、多くは投球側の上肢が前に出て、両方の肘が曲がっていることがほとんどです。特に投球側の肘はより曲がってきます。
こういった特徴がみられる場合の動作の影響しては、
上肢は内旋傾向になり外旋可動域が減少する
↓
肩甲骨の前傾も強くなる
↓
頭部が前方に偏位してくる
↓
インピンジメント症候群、腱板損傷などの投球障害を引き起こす
以上のことから上肢の位置関係の評価もポイントになります。
ぜひ確認してみてください!!
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谷本貴裕/ 野球トレーナー (@takahiro14t) on Twitter