オーバーヘッドスクワット評価 ~足部の異常運動と動作への影響~
足部の代償としては
『回内』 『回外』があります。
*回内する場合
→腓腹筋、長・短腓骨筋が緊張
前・後脛骨筋弱化
*回外する場合
→ヒラメ筋、大腿二頭筋、梨状筋が緊張
といった特徴があります。
野球のような立位での荷重位での動作において地面についているのは足部であり、足部の形状や機能が上肢への運動連鎖に影響することも多いと思います。
特に、小・中学生の多くは扁平足や外反母趾などの異常アライメント、足趾の運動困難などの機能異常をきたしている印象があります。
例として足部が回内した場合
・回内により膝がknee in方向に動く
↓
・股関節が上手く使えず並進運動で力が出ない(インステップ傾向になる選手も多い)
↓
・身体の開きが早くなる
↓
・両肩を結ぶラインかた肘が下がる
・下肢からの運動連鎖が上手く生じず上肢中心の運動になる
↓
・肩、肘への負担↑↑
といったような運動連鎖の破綻が生じます。
オーバーヘッドスクワットでの足部の異常動作やアライメントにも着目しアプローチしていく必要があります。