Tanimoto Takahiroのトレーナーnote

私自身の野球現場での活動(治療、トレーニング、コンディショニング)についてや、トレーナー活動を続けるために大事だと思ったこと、嬉しかったことや苦労したことなど普段の気づきをブログにしています!

投手のパフォーマンスupには下肢のブレーキの作用が必要!!

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こんばんわ!

 

投手に必要なのは下半身だということはよく言われているかと思います!

 

 

もちろん上半身も大切ですが、

今回はまわりでよく言われている下半身について説明していきたいと思います!

 

 

下半身が大事だと言ってもどんなことが大事なのか?どうやって鍛えればいいのか?

についてはわからない、興味があるという方がとても多いです!

 

 

大切な能力はたくさんありますが、

本日はステップ脚の機能に着目し、説明していきます!

 

 

ステップ脚とは

右投手であれば前に踏み出す左脚

左投手であれば右脚です!

 

 

そのステップ脚が

 

どんな力が必要か?

どうやって接地するのが良いか?

そのトレーニング方法は?

 

について解説していきます。

 

1.ステップ脚にはどんな力が必要か?

 

まず投球動作においてステップ脚に求められる能力は

『前方に踏み込みながら力を発揮すること』です!

 

 

つまり

『前方へ移動するときの体重移動によって発生する力』

           +

『踏み込みによって生まれる床反力によるカベ』

を作り出すことが大切になるということです!!

 

 

身体要素で説明すると

下肢の股関節・膝関節・足関節の3つの関節の屈曲姿勢と踏み込みの動作をトレーニングする必要があります!!

 

 

 

2.ステップ脚はどんなふうに接地するのか?

 

ステップ脚が接地するときの股関節・膝関節・足関節の位置関係は以下の写真のようになります。

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注目したいのが膝の位置と角度です!

 

ここで膝は

・横から見た時に地面に対して約70~80°程度の曲がりであることが多いです!!

また

・前から見た時に地面に対して素直になっていることも大切です!!

 

接地の際の良くない例、力が伝わりにくい例としては

 

・膝の曲がりが強すぎる

・前から見て膝が垂直でなく傾いている

 

といった特徴があります!!

 

力を効率よく、かつパワーが出やすい動きにするためには接地の方法に注意する必要があります。

気になる方は一度動画や写真をとってみてください!!

 

 

3.トレーニング方法は?

 

内容としては以下に写真で示したような形のランジ動作です!

スクワットのようなトレーニングでは投手に必要な下肢筋力をつけることはできますが、前方へ移動しながら力を発揮する能力をつけることはできません。

 

 

【方法】

①台の上に置いた状態から股関節を深く曲げ、膝は70~80°程度まで曲げ踏み込んでいきます。

②踏み込みつつ、そこから素早く伸展方向に切り替えしていきます!!

③この股関節の屈曲・伸展の動きを起点に、膝・足関節が伸展していきます。

④写真の動きを何度も繰り返していきます!!

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このような素早し屈曲・伸展の切り返しが床反力によるカベを作り出します!!

 

 

 

 

 

以上、投球に必要な下肢の能力とそのトレーニングについて説明してきました!!

 

ぜひ皆さんも実践してみてください!!

 

*参考文献