現場での熱中症対策
暑い夏、必ず対応の準備をしておかなければいけないのが熱中症!!
熱中症予防には、身体作り+セルフチェック+栄養補給が大切!!
なってからの対応も当然準備しておく必要がありまずが、ならないことが一番良いのは間違いありません。
今回熱中症を予防するために何が必要かを説明していきます。
対応方法
・暑さに慣れる
・水分補給
・栄養補給
・セルフチェック
まとめ
〇暑さに慣れる
春から夏にかけて少しずつ気温は上がっていきます。
今まで室内にいた人が急に外に出たとき、いきなり炎天下の中長時間の試合を実施した際など、まだまだ暑さに慣れていない環境で外に出るとどうなるでしょう?
急激な環境の変化にはなかなか対応できるものではありません!!
徐々に気温が上がってくる中少しずつ暑さに慣れていくことが必要です。
では、どのくらいの期間が必要なのか
約10~2週間程度の準備期間(外での活動を徐々に増やす期間)だと言われています。
またその際、運動強度や量はいきなり上げず少しずつ上げていかなければなりません。
しっかり暑さに慣れ、ある程度の耐性がついた状態で夏場の試合・練習に臨んでいけるようにしましょう。
〇水分補給
言わずとも大切なのが水分補給です。
ただ、水分補給といってもがぶ飲みすればよいとか少し飲んどけばいいという話ではありません。
基本的な量・タイミングがしっかり決まっています。
・タイミングは15~20分おきにコップ一杯程度
・温度は5~15℃(腸に吸収されやすいため)
・単なる水ではなく塩分も含まれたもの
*のどの渇きを感じてからでは遅いと言われています。のどが渇いてなくても上記のタイミングでしっかり摂取しましょう。
〇栄養補給
熱中症といっても水分だけとっていれば大丈夫というわけではありません。
汗をかくことで、他にもマグネシウム(大豆製品など)や鉄(赤身肉・ほうれん草など)も不足してきます。
競技中は難しいかもしれませんが、普段からしっかり摂取しておき、熱中症にかかりにくい身体を作っておきましょう。
〇セルフチェック
セルフチェックとして重要な項目は尿と体重です。
どちらも水分がしっかりと補給できているのかどうかの指標となります。
尿のチェックで見るべきところは色です。
水分がうまくとれていないときほど色はだんだん黄色くなっていきます。
逆にうまくとれているときは透明になります。
体重では、運動前後での体重を必ずみましょう。
運動することで水分は必ず減ります。身体の構成要素の中にはもちろん水分がありますので、減ると必ず体重が落ちます。
運動後にどれだけ体重が減っているかで脱水状態の有無を把握します。
体重の2%以上の減少がある場合は注意してください!
この状態は水分摂取が出来ておらず脱水の危険がある状態といえます。
こうして減ってしまった分は水分で戻すよう努力しましょう。
なるべく体重を減らさないことが当然ながら大切です。
普段の自分の体重練習前後での体重、2%が体重の内の何kgなのか?など自分の状態をしっかり把握しておきましょう。
〇まとめ
僕は野球のサポートにたずさわっております。
夏場に試合の多いスポーツですので、毎年この時期に入る前にしっかり情報を仕入れ、準備をしています。
そしてなるべく熱中症が起こらないよう、選手の状態管理を大切しています。
しかし、試合では選手だけが危険なわけではありません。観客として見に来られている方々などは普段外での活動が少ない人もおり、選手以上に危険な場合があります。
実際に観客の方の熱中症に対応することもあります。
選手同様、普段からしっかり備えておくことが大切です!
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