チームへの入っていき方
今日は僕自身が社会人野球のサポートを始めた時の体験を書いていきます。
社会人野球チームのトレーナーを担当するまでは、高校野球部のサポートを行っていました。そこでは僕以外にもトレーナーがおり、数人で情報交換や連携をしていきながらサポートをしていくといった体制でした。自分が対応が難しいときは代わりにだれかがサポートしてくれたりなど同時に多くの知識や、技術の共有がありました。
そんなときにふと、自分ひとりであればトレーナーとしてどこまでチームの要求にこたえることが出来るのか、またチーム内で頼る場所がない状況に自分を追い込むことでもっと成長できるのではないかと考えるようになりました。
そのときからトレーナーとして一人で活動できる場所を探すようになりました。多くのチームの監督やコーチ、関係者の方々と出会いご縁があり、現在の社会人野球チームでサポートさせていただけることになりました。
一人で活動をしていくことは初めてで何から進めてこうかとずっと考えていました。
サポートが決まってすぐにチームの関係者の方と面談があり、トレーナーとしての活動の仕方や役割等多くの話がありました。その中で印象に残っていることがあります。それは、「トレーナーの良し悪しや実力をはかる尺度がない」といわれたことです。確かにゲームのように実力に応じてレベルがつくわけでもなく、トレーナーを知らない方々に実技等を見せてもそれがどのくらいすごいのかわからないように思います。
僕自身も他の職業の方々のレベルを見極めろと言われてもよくわかりません。
第1印象として特にみられるものの中には、これまでの実績や経験、資格の有無が多いように感じました。しかしこれも尺度とは言えないように感じますし、僕自身あまり実績もない状態でした。
そこで、僕が考えたこととしては選手や指導者、経営者の方々が誰でもわかるようにしっかり数字を残していくことでした。それを見ていただくことでどれくらい選手が伸びてきているのか、それに応じて成績や勝ちに結びついているのかがわかると思いました。
数字として選んだのが
・メディカルテスト
・ファンクショナルテスト
・パフォーマンステスト
の3種でした。
上2つに関してはシーズン前に、パフォーマンスに関してはベストな状態のときに測定し、シーズン後や1年後などにまた測定するよう考えました。
このことが、数字に残るだけでなく、自分自身にもプレッシャーをかけていくことにもなるため、かなり成長につながるのではないかと確信しています。
その結果を選手も関係者の方も確認できるため、選手の競争心や向上心up、個人の改善点の把握もでき、チーム内での良い雰囲気にもつながってきているように感じています。
以上のことに加え、チームでの信頼度、立ち振る舞いなどを通して評価していただけるようになってきました。
今、このように自分自身を追い込む環境に身をおけたことがとてもstep upになっているように感じています。
何が正解とかはなく自分で考え、成功や失敗を繰り返しながら成長していくことが大切だと改めて思いました。
現在も試行錯誤しながらサポートを続けさせていただいています。
まだまだ頑張ります!!